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治験コーディネーターの離職理由と時季

離職率が高い職は、給与の安さや労働が給与に比例していないところが多いようです。逆に離職率が低い場合は、老若男女待遇面でそれほど不満がなく、働きやすい職場と仮定できます。 また職場の雰囲気が自分に合っていなければ、せっかくの就職・転職が台無しですね。 では治験コーディネーターの離職率はどのようになっているでしょうか。

離職率の計算方法は、年内に退職した従業員数÷その年はじめの従業員数で計算します。この場合、その年度に就職し、年内に退職をした従業員の数は除いてください。 離職率は約二割程度です。 参考までに看護師の常勤の離職率は約一割、薬剤師の離職率も約一割となっています。

いずれも勤務先や、科によって違います。都市での離職率は、地方の離職率より高い傾向になっています。しかし、都市部の方が転職先の求人数は多く、スキルアップや好待遇の条件を求めての離職が多いようです。 医療関係の離職率は総じて高くなっていることから、治験コーディネーターも、同じく高いと言えるでしょう。 治験コーディネーターの多くは30代女性の割合が多い職業です。 このことから離職の理由として考えられるのは、前述の通りスキルアップ等に加え、妊娠、出産、家族の転勤が浮かびます。

では、その他にどのような理由があるでしょうか。 看護師のような過酷な勤務による離職は少なく、給与面など勤務環境や条件の悪さでの離職が多く見受けられます。 そのため約3割がより良い治験施設支援機関への転職を試みています。

では離職すると決めた場合、いつ離職するのがベストでしょうか。 一般的な退職を伝える時期は、1か月前です。 しかし治験コーディネーターは、抱えているプロジェクトによりすぐには離職できません。 プロジェクトが一区切りできる頃合いを逆算して、およそ3か月前に伝えるのが良いでしょう。

ひとつの治験に医師や被験者、製薬会社とさまざまな人材が一つのプロジェクトを成そうとしています。治験コーディネーターひとりと言っても、その役割の大きさから、治験に多大な影響を与えてしまうので、離職の時期は熟考しなければなりません。